2016-02-29 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
不況にはむしろ赤字国債を発行するのが筋だ、景気回復に従ってその必要がなくなる、したがって一定の歯どめの効果がある、ところが、公共事業というものはいずれも長期財政計画にのっとってやられたわけですけれども、そういう長期財政計画の一環として建設国債を発行するのは、実質的に赤字国債なのに、それにあたかも健全な装いをさせ、かえって国債を累積するおそれがある、そういうことを指摘されています。
不況にはむしろ赤字国債を発行するのが筋だ、景気回復に従ってその必要がなくなる、したがって一定の歯どめの効果がある、ところが、公共事業というものはいずれも長期財政計画にのっとってやられたわけですけれども、そういう長期財政計画の一環として建設国債を発行するのは、実質的に赤字国債なのに、それにあたかも健全な装いをさせ、かえって国債を累積するおそれがある、そういうことを指摘されています。
政府は、今も中長期財政計画においては、成長率を名目三%、実質二%と置いていますが、楽観的な成長率の推定をベースに予算を組めば、実際の歳入以上に膨らみ、補正予算で積み増しせざるを得ないことになります。したがって、当初予算では前年度と比べて堅調な推移に見えても、決算では額が増え続けるという結果を招いています。まさに決算の参議院として予算同様に決算に鋭い目を光らせる必要性を再認識させられます。
いずれにしても、中長期の財政健全化の取り組みというのを継続していくことが大事なんであって、今言われましたように、財政健全化目標の達成のためには、GDP比、二〇一〇年度の水準から半減させるという目的というものは、今後とも、中長期財政計画について、これはどのようなものなのか、ちょっと、ことし年央までにこれをどのような形になるかを、改めてもう一回きちんと出したいと考えております。
やはり計画をきちっと出して、そしてそれが間違いないということであって初めて、ではそれに向かってどういうふうな長期財政計画を立てていくかということになるわけですから。暫定税率の場合は長期の財政計画ですよ、早い話が。くどくなりますけれども、本当にこれは順番が逆なんですよ。
私が町長のときにつくった長期財政計画によれば、それを二十億台にしないとニセコの財政、将来もたないというようなそんな予測を我々現場ではしておりました。だから、もう財政の厳しさなんというものは本当に口にも出したくないぐらい、胸が張り裂けるぐらいの現状に今自治体はあるということは、私も痛感をしております。 だから、行財政改革なんというのは、北海道に限らずいろいろなところでやらなきゃいけないんですよ。
そして、何年ぐらいでそれをやるかということについては、これは国家政策としても重要な問題でございますから、それはこの経済財政諮問会議で衆知に諮って決めてもらいたい、そして、それ以降においては長期財政計画の構造に入っていく、こういうことを申し上げたことでございます。 そんなものが入っているとは、びっくりしますね。どうも恐縮でございました。
それができますと、すぐにそれで国債を次々減らしていくということにはまいりませんかもしれませんが、少なくとも、長期財政計画を立てますときに国税の見通しというものはまあまあ余り間違いなくできる。わずかなことではございますが、そのぐらいな進歩ということでございます。 減税がございますものの、今の状況が六十三年度と一緒ということは、どうも、いかにも情けない状況でございます。
そこで、一般財源の補てんのこの交付税がここにきちっとした形で安定的に給付されるということになりますと、私は、長期財政計画に基づき最適予算を組むという方向に入ってくるのではないか。したがって、今回はやむを得ないとしても、できるならばこういう措置は継続すべきではない。 それから、もう一つ申し上げます。減額措置があったら、今度は増額措置というのを逆に考えるべきだと、一言申し上げます。
その点からいいまして、一つのあり方といたしましては、やはり長期財政計画というのを本格的なものを一つ立てる必要があろうかと思うわけであります。今までは収支見通しということで一つの試算が行われたりいたしましたけれども、もう少しはっきりした形で、何といいますか、一定の成長率のもとでの歳入の見通しというものを明確にするということと同時に、財政バランスを、収支バランスを長期で考える。
この八百兆円というものを基準税収というふうにみなしまして、これを長期財政計画の基礎にする。そこで歳入歳出というものを検討すべきではないか。極めてラフな言い方でございますが、まずそういう指摘をしたいと思います。 そこで、そういう前提に立った歳入を、じゃどう考えていくのかということでありますが、やはり景気が変動することによって実際の税収とこの基準税収とに当然単年度で差が出てくる。
次に、こういうような財政の中では今日の財政の経済安定機能が余り期待できないという現状を振り返ってみますと、第二点として、ともに一応長期財政計画を立てることによって、できるだけ単年度予算主義の弊害を除去するシステムというものが必要であろうかと思います。
○林公述人 年金につきまして長期財政計画で何か考えがあったら述べろということであります。 率直に申しまして、これは私は結論を出せませんで現在おります。いまから先の日本の財政で何が一番深刻な問題かといいますと、私は、恐らく年金問題、あるいは率直に言えば年金の破産問題だろうというふうに予想をしております。
大蔵省としてはこういう長期財政計画をつくると、そういう方向に努力をしているということなんですが、その点はどうなんですか。
したがって、農業振興長期財政計画というものが策定されなければならないと思います。とかく財政的に裏づけのない農政、あるいは十分大蔵省を説得し得る具体的な長期展望を欠く農政であるという批判もなしといたしませんけれども、この点につきまして大臣はいかがお考えでございますか。
しかも厚生年金の方は、ただいままでの質問で約二十年ぐらいの期間をかけて漸次経過措置を講じながら長期財政計画をつくっていこうと、こういう方針である。ところが国民年金の方は、近々この十年以内の中に大きな変化があらわれてくるということです。
本案につきましては、参考人を招致してその意見を聴取する等、慎重に審査を行い、歳入歳出両面にわたる財政再建策、長期財政計画導入の必要性、景気の回復とクラウディングアウトヘの配慮、マネーサプライ重視の金融政策などインフレヘの対応策、国債管理政策の確立等、国債の大量発行に伴う財政金融上の諸問題につき熱心な論議が交わされましたが、その詳細は会議録に譲ります。
本案につきましては、参考人を招致してその意見を聴取する等、慎重に審査を行い、景気の動向と本年度の経済成長の見通し、歳入歳出両面からの財政再建の方策、長期財政計画の導入の必要性、減債制度のあり方、国債管理政策の確立と公社債市場の整備、専売特別納付金が公社経営に与える影響等、財政金融政策をめぐる各般の問題点につき、熱心な論議が交わされましたが、その詳細は会議録に譲ります。
(拍手) 以上のような展望なき予算の性格は、政府が責任ある長期財政計画の策定を避けていることで、その極に達していると言わなくてはなりません。今日のような財政危機のときこそ、再建へ向けての具体的計画を明示すべきであります。それなしに十兆円を超える国債を発行し、歳入の三割強を国債収入に依存する、こんな国は一体どこにあるでしょうか。
本案につきましては、参考人を招致してその意見を聴取する等、慎重に審査を行い、財政支出の改善合理化と税制改正のあり方等特例公債依存の財政からの脱却のための方途、財政収支試算の性格と長期財政計画の導入の検討、国債の発行条件の弾力化等国債管理政策の見直しと公社債市場の整備育成、景気の動向とクラウディングアウトへの配慮等、国債の大量発行に伴う財政金融政策上の諸問題につき、論議が交わされましたが、その詳細は会議録
○加藤(隆)政府委員 この問題は、昨日も申し上げましたが、三つほどの視点でやっておりまして、昨年中は外国の長期財政計画の実態、四十九年度までにかなり勉強してあったわけでございますが、その後のいろいろなデータを集めまして外国の実態を勉強したという段階にございます。 それで、五十一年度の予算が終わるわけでございます。